映画 スピード・レーサー |
---10年前、おそらくパソコンで初めて作った年賀状はマッハ号であった、、、---
「マッハGoGoGo」には格別な思い入れがあるため、観る前からこの映画化には否定的だった。 マッハ号の微妙なデザイン変更にも抵抗がある、、、
しかし・・・ 小さなマッハ号付きのストラップ欲しさに前売りを買い、仕方なくこきおろしてやろうと観に行くと、、、
予想外です。 引き込まれっぱなしで、とりあえず文句付ける部分が見あたりません(__)
「チャーリーとチョコレート工場」テイストの演出、CGで、ストーリー、アクション的には「少林サッカー」をみせられた感じ。 レースはミニ四駆ばりの現実とは大きくかけ離れたものだが、、、
しかし、未だにマッハ号のようなチキチキマシン真面目版レース漫画を描くとしたら、この時代、どんな風に描いたものかと思いを巡らせることがあるのだが(描く気かよ(^^;)、ひとつの答えを見せられた気がする。。。
さらにこの映像のテイストならではの「遊び心」が所狭しと散りばめられ、さながら良く出来たアミューズメントパークのごとき映画だった。
声のせいも多分にあるが、主役よりもそれを取り囲むキャラが立っており、特に「くりお」と「三平」が繰り出すギャグがシリアスさを中和し、物語を引っ張っているとすら思える。
音楽、ストーリー、ギャグに至るまで実に丁寧な細かい芸当の数々に脱帽。
文句を付けるとすれば、主役吹き替えの感情抑揚の表現力の無さだろうか、、、
惜しい気はするけど、続編は作らないで欲しい。
でも、カーアクションに別な味付けをした、違う作品も観てみたい。
「頭文字D」とはまったく反対の意味で、期待を裏切られた。