ついに猿田神社へ。森の力と、独特で不思議な世界・・・ (2/11) |
この3日前に行こうとしたら、その日は仏滅で社務所が休みかもしれないとカミさんが気付いてくれたので延期した。3日前ほどではないにしろ、この日も銚子はけっこう風が強い日だった(高速の吹き流しは真横を向いていた)が、ここは諏訪大社前宮などと同様、風もなく暖かかったのはパワースポットの証だろうか・・・
ただし、手水舎に張られた水は今まで経験したことのない冷たさだったので、寒くないわけではない?(^^;
総武本線をまたぐ参道の石橋(写真の階段)もずっと気になっていた。
5日経ってまとめるに当たり『「日本の神様」がよくわかる本』(戸部民夫・著)を読んでみたら、
かなり最初の段階からサルタヒコに惹かれた訳がようやく少し分かった気がしたので、はじめにそれを、一番下にメモしておく・・・
石橋の上。
光と影がまるでモザイクのように・・・
この日は本当に面白い写真ばかり撮れた。
電車の通過時刻を調べ、まずは本殿にお参りへ。
いきなり木々の妖艶さに目を奪われる。
いたるところにヘビ、龍のごとき枝々・・・
木漏れ日が複雑な模様をなしていることもあり、立体感に圧倒される。
気温は8℃前後なはずなのに寒くない。ただ、ほのかに堆肥のような香りが漂っている気がするが、それすら土着の、みなぎる自然のパワーの顕れに感じる・・・
本殿を一周できるのだが、その彫刻はとても独特・・・ と思う・・・
よくあるそれのように造られているが、あらゆる部分が違っているような唯一無二感・・・
などと想っていたら、空に龍が・・・?
ますます、龍だ。
このタイミングで、そう想えることが幸せなことなのだ・・・
彫刻からは、禍々しさのようなものを感じるものもあるが、そもそも善きものとそうでないものに振り分けるのは、人間の限定された感覚による。
ここには、きっとこの人間の感覚を超える世界があるような気がする・・・
正面側には「見ざる聞かざる言わざる」の三猿も。
離れた彫刻をキレイに撮るのは難しい。また、E-3を持って再訪したい。
御神水のところからどうにもこちらの木々が気になり・・・
向かって右にはいくつかのお稲荷さんの小さな祠。そびえる2本の棒は何?
そしてこの先に奥宮や大神降臨の地があるわけでもなく・・・
とにかく境内ではどこに行っても木々が異彩を放つ・・・
見上げて想い出すのは鹿島神宮の森・・・
そしてこの暖かさは息栖神社・・・
電車到着の時刻が近いので、209系を撮りに石橋に戻る。
木の影にも感動・・・
209系の向かう先に、猿田駅がある。時刻表は上りと下りが同着。駅ですれ違うらしい。
下りの電車が駅に向かう。
ちなみに駅名は「さるた」ではなく「さるだ」であるようだ・・・
猿田彦神社にあらず、「猿田神社」・・・
なぜだろう・・・
すかさず石橋を下りて、線路脇かぶりつきで駅からの上り電車を・・・
ただし迷惑撮り鉄にならない程度に(^^;
ど迫力で石橋に吸い込まれていく・・・
こんなロケーション、ちょっと都会を離れたらいくらでもあるんだ・・・
ここから踏切を渡って、神社の裏へ回り込む。
裏参道の鳥居の真ん前にピースポール。
カミさんに言われなければ見落としてた(^^;
小さな祠もいくつか・・・
しかしコレはいったい何語?
今回は表の駐車場に余裕で駐められたが、裏の駐車場はかなりの広さ。
駐車場の奥に、元宮と「猿田彦大神御降臨之地」が鎮座する。その入口から、またも木に圧倒される・・・
何かしらのエネルギーがあると思えてしまう容姿だ。
スマホで撮ったら、まさに太陽神降臨? って、なんで突然ここだけスマホで撮ったのか、分からない(^^;
けど自分はここではなにも感じず・・・
ただ、降臨の地の盛り土が、パワーの顕れのようなとても不思議な表面の造形をしていたので、畏れ多くてアップで撮ることはできなかった・・・
少し戻り、下りていくと奥宮と御神水の池がある。ここは確かに空気が違った。ここが一番暖かく、心地好かった。その場で御神水を少々いただく。じんわりクセになるクセがある。奥には親鸞上人霊場旧跡も。
上って戻る途中、御神砂受所で砂も少々いただいてきた。
ここの鳥居は、内側から見るととても細く、なにか不思議・・・
帰り際に、本殿の方の御神水をペットボトル1本分だけいただいた。また、せっかくお参りできたのだから、お札を授かっていこうと思うも、紙札の神璽と箱型の玉串があり、どちらにするか悩む、、、
思い切って訊いてみると、宮司さん曰わく、璽とは「しるし」であり、玉串はご神前にある鏡のようなもので、それを通じて神社と自分の魂が向かい合うのだとか、、、
うまく表せているか分からないが、自分は神璽は象徴として祀るもの、玉串はそこに神様=自分を投影し、一体化するものと解釈し、玉串を授かってきた。おそらく、箱の中身は「無限」の空間なのだと思う、、、
こんなに御神水を飲んだり、持ち帰ったりするのは初めてだ。
そのせいで神気当たりしたのか、帰る途中からしばらく頭痛(^^;
レイキの好転反応のようなものか。ならばそれもまた嬉しい。
帰る前に、猿田駅209系発着もうワンチャンス。
そして久しぶりに太平洋側の道の駅、季楽里あさひの「ぐうちょきぱん」のパン(美味い!)でお昼。オライはすぬまの山武いちごジェラート(ソフトの方が好みだった・・・)を食べて帰宅。もちろん野菜や落花生、おみやげなども購入。ここら辺の道の駅は、本当に美味いものが多い。
季楽里あさひで晩飯に買った「さば棒寿し」と「さんま姿寿し」も絶品だった。
さて、以下は最初に触れたサルタヒコについてのメモ・・・
■『「日本の神様」がよくわかる本』によれば、サルタヒコ命とは・・・
・もともとは伊勢・志摩地方の海人族の祀る太陽神だったようだ。(→ 全てのすべて:大日如来、密教)
・「衢(ちまた)の神」であることから道祖神と結び付く。道祖神は境の神。(→ 宿神、ミシャグジさま)
・江戸中期からは庚申様とも習合(猿と申の共通性。→ 日枝神社)
そして最後に「●神社ガイド」の神社の中に、青森の「高山稲荷神社」の名前が! 昔、夢で見た赤い鳥居の並ぶ風景は、もしかしてここかもしれない、と何日か前に新たに発見したばかりだ・・・
結局、なぜだか理由は分からないが直感的に惹かれるものは、必ずつながっているということか・・・
などと分かったような口を利いているが、究極的にはこの世の「すべて」がつながっていることに気付く入口なのかもしれない・・・
無意識のうちに、「全てのすべて」に近い存在であるもの(その象徴)を追ってしまっているのかもしれない・・・
そのあと、猿田という地名を調べていたら、鹿島神宮のすぐそばにも「猿田」という地名があった、、、
息栖神社の周りは猿田さんだらけ。そして岐神(クナドノカミ)=サルタヒコ、という説。(←これ、毎回書いてはスッキリ忘れてる(^^;)
鹿島神宮の一の鳥居は息栖神社の鳥居だという。鳥居の向きは明らかにズレているが、やはりこのふたつの神社には大きな共通項があり、ゆえに自然と惹かれるということか?
そこにようやく猿田神社が加わった。
再びどんどん湧き始めたサルタヒコ。もうそれほど追っかけていないつもりだったが、結局、あれ? という感じで顕れる、、、
一体どーいうことなのか?
さらには、今まで少し違うと思っていた香取神宮(フツヌシ)さえもサルタヒコだという・・・
猿田神社にも当然のように鹿の灯籠。そしてかすかな堆肥のような香りは鹿園の匂いにも似ている・・・
さて、ここに同様に気になる対象、将門さんはどう関わってくるのだろうか、、、