雨のマリフェス 2019(幕張車両センター:2019/11/23) |
駅長犬に出迎えられて・・・
JR東日本千葉支社が幕張車両センターで、3年ぶりに「マリフェス」を開催。地元だし、あいにくの雨だったが行かないわけにはいかない。(ちなみに、今年は東京総合車両センターでは車両展示中止、尾久車両センターは構内工事のためイベント自体が中止だった・・・)
前日までの天気予報では午後には止んでいそうだったのに、結局開催時間中ずっと雨。雨天決行・荒天中止だが、一部のイベントの開催場所を変更して決行されたのは幸い。
それほど強い雨に感じないのに傘を手放すことができない、傘があってもけっこう濡れてしまうイヤな降り方だった。
電車の主な部品を順を追って展示、解説。とても分かりやすい。
いちばん気になるのは「うちぼうや」だが(^^;
昔やっていた仕事でやたら見覚えのある・・・ 継電器と電磁弁・・・ あー、リレーとソレノイドか(^^;
ほっとするが、こういう昔ながらの部品は、まだまだ使われ続けるのだろうか?・・・
ディスクブレーキのブレーキライニングは、クルマやバイクのそれとまったく同じだ。
展示車輌の床下を覗き込んで、それぞれの部品を探すのが面白い。
パネルがシブい!
車両センターは年季の入ったところが多いようで。この「味」にリアルを感じ、惹かれ、来てしまうのもある。車両のように、こんな風景も見納めとなる日が近い?
何の並び順?
構内の雰囲気は碓氷峠鉄道文化むらをほうふつさせる。
この床の造りにどんな機能があるのか分からないが、真っ先に碓氷峠鉄道文化むらの検修庫の床もこんなだったなと思い出していた・・・
体験イベントと休憩所として使われている209系とE257系。
どちらもわが家の大好きな車両だが、とりわけE257系を、自分はかなりの名車両なのではないかと勝手に思っている。
こーいった写真を遠慮なく撮れるのが車両展示の醍醐味だが、大きな人たちが熱くなりすぎる結果、機会が減りつつある・・・
209系のディスクブレーキは、E231系のようにひとつの輪軸にひとつ。
幕張本郷駅に直結する跨線橋。
普段はあの上からしか眺めることのできない場所に立っている(^^
「電車を引っ張れアントくん!!」
アント工業株式会社の車両移動機「アント」の実演。
車両展示に向かう途中、始まりそうだったので傘を差しながら観ることに。
遠隔操作で209系に連結へ・・・
どうやら大型アント:100Dシリーズ最強のアント、無線操縦システムと路上走行機構を搭載した「ANT100D-RT」のようだ。
アント工業株式会社のHPによると、「これ1台で編成電車10両(総重量約300トン)の移動から、工場内での分割または組成された車両の移動まで、全ての車両移動作業に対応いたします。」とのこと。また、横に見えているゴムタイヤについては、「アント独自の路上走行機構により、レールに対し90°方向へ進入・離脱を行いますので、平行する隣接線への転線が容易に行えます。」とのこと。車体は重いがソリッドタイヤでパンクなし、パワステでラクラクとのこと。
ANT100の「100」は、出力の「100ps」から付けられているようだ。1500cc のクルマ(ガソリン車:ジムニー シエラが102ps)と同程度で「10両(約300トン)を軽々と移動させることが出来る」。ディーゼルなのでトルクが太いのだろう・・・ が、クルマの「トルク」と動力車の「牽引力」の違いが良く分からず、比較できなかった(^^;
引っ張られる車両のブレーキなどを操作するためのケーブル。209系に接続するときに、コネクタを見せてくれた。
209系のブレーキを解除し、まずは牽引。
アントにはバッテリ式もあるので、いずれ切り替わっていくのだろうか・・・
推進運転(バック?)で戻る。
209系の屋根からの雨水が一気に流れ落ちている。
こんな雨の中、実演を決行してくれていることに感謝しなければ・・・
そのあと、一番奥の車両展示を観に急ごうとしたら、時間切れ(^^;
DE10と、E257系はちゃんと観たかった、、、
さっき観た209系の脇を通りつつ・・・
最後の悪あがきで床下を撮ったりしたが、E257系を全然撮れてなかったことに今気付いた・・・(^^;
で、E257系のブレーキディスクはいくつあるのか分からないのだが、きっとE233系のように2つずつ付いてるんだろうな。
最後まで雨の中、見送ってくれるスタッフ(=社員?)の皆さまに感謝しつつ、普段見られない光景を・・・
大好きなE217系も、間もなくここを走らなくなると思うと悲しい。
そしてひとつ向こうの跨線橋からは、踊り子カラーのE257系を見ることができる。
しかし、雨の中の写真撮影はままならない。
ということで、マリフェスが来年も開催されることと、晴れを願って・・・