鉄道模型コンテスト 2019 (7/27) |
一方関東の天候は、昨年は6月中に観測史上最速の梅雨明けをしていたようだが、今年はいまだ梅雨真っ最中で日照時間は過去最低か、という少なさ、、、 ただこの日は土日としては久しぶりの晴れで気温も急上昇・・・ (と言っても、そこかしこでミニ台風による局地的な雨(^^; 結局東京の連続雨日数は新記録達成・・・)
今年の会場は靑海展示棟。ビッグサイトより駅からは近いが、ますます駅周辺には何もない・・・
でもガンダムベースが近いからか、ガンダムねた多し。
それともガンダム40周年だから?
とか言ってると、そのものズバリも・・・
しかもカブってたりするが、それはしかたないか(^^;
T-TRACK部門はかなりのスピードで流し見してしまい、今受賞作を鉄コンアプリで見てもほとんど記憶になく、ちょっと後悔、、、
会場全体は広くなったようだが、人が増えているようで、ゆったり見れなくなったような気もする、、、
以下、主に見てきたモジュール部門。
いきなり目に留まったのは桐蔭学園高等学校の女生徒によるペーパークラフトジオラマ。
あの原鉄道模型博物館の、ジオラマの駅をモチーフにしているとのこと。
女子生徒2人によるはつらつとした説明に吸い寄せられて話を聞いたものの、あとは作品に見入るのみ・・・ 実に繊細。そして光の演出も相まって雰囲気がやわらかいのは、女性ならではの感性か?
細い窓の枠など、カッターで切り出しているとのこと。全体にはレーザーカッターも使用しているらしい。
そして細部にまで散りばめられている遊びゴコロ。
もう一度戻ってじっくり見たかったが、カミさんが疲れたと言うので・・・ 残念(^^;
いろんなストーリーも織り込まれているようで、長く眺めているのが心地好い作品のひとつだと思う。
桐蔭学園高等学校は理事長特別賞を受賞。
変わって、男の子的なこだわりと情熱のかけ方が見える、早稲田高校の「塔ノ関」。箱根登山鉄道の塔ノ沢駅がモデル。トンネル内の蛍光灯の再現がカッコいいが、それ以上のコダワリが・・・
なんとトンネルの周りの石の継ぎ目? 黒い線の溝を入れていると思ったら、ひとつひとつのかけらを切り出して、貼っているとのこと!
こーいうよく見ても分からないようなコダワリは好きです。学生ならではの熱量が感じられ、パワーをもらえる・・・
もっともっとじっくり見て、思う存分語っていただいたなら、お互い(作った側と見る側)でエネルギー(感動)のやり取りができるのだろう・・・
レイアウトもとても自然・・・
来年からはもっとじっくり聞いて、見るようにしよう、、、
早稲田高校はベストクリエイティブ賞を受賞。
わが故郷の青函トンネルは立正大学付属立正中学校・高等学校。
ベストプレゼンテーション賞を受賞。
立教池袋中学校・高等学校の金刀比羅宮、「夜の祭り」も理事長特別賞を受賞。
建物の灯りも妥協しなければカンペキ?
屋台のみならず、いろいろと手作りしていそうだ。
昨年の関東学院六浦中学校・高等学校の京都の町並に似た雰囲気がある。
金刀比羅宮は、その土台から建物まですべて手作りとのこと。
写真選んでて気付いたが、隣のモジュールのラリーカーが気になる(^^;
その昔、アミューズメントロボット業界にいた自分とカミさんが興味津々のモジュールは、奈良高専の生駒ケーブル。
なんと「機械研究会」が出展。やはり理事長特別賞を受賞。
ケーブルカーのギミックは「らしい」ものだが、それ以外の細かな部分に機械研究会らしからぬコダワリの手作りが満載(^^;
壁の焼きも含めてお手製。
うまく撮れてないが、便器とか3Dプリンターで作ってるとのこと(^^;
ケーブルカーも3Dプリンターのようだ。
昨年、生駒ケーブル100周年ということで、現在の車両と100年前の車両が往き来しているのも粋だ。過去と現在の混在ネタが目立つが、毎年のことだろうか?
3Dプリンターとかレーザーカッターとか、学生が普通に使う時代?(^^;
このようにすれ違うのは実車同様だが、もしかして実車もこういうしくみなのだろうか。
ケーブルカーは糸で引いているようだが、かなり調整がシビアなようだ。しかしそこもまた、微笑ましい。
遠い昔、高校の学祭のクラス展示で木製の跳ね橋を動かし、しょっちゅう調整に駆けつけていたことを思い出していた、、、
こんなブルーシートにすらコダワリがある。薄さのリアリティを求めてアルミ箔に行き着いたらしい。
ほかにも素材の探求は尽きない。そんな話を聞いて、エネルギー交換をすべきなのだ・・・
これも過去と現在の混在ネタ、前回東京オリンピックと来年の混在する高田馬場駅。
作ったのはなんと、東京都立戸山高等学校の地理歴史部作?(^^;
またしても女性の繊細さを見せつける、机と椅子がみっちり並んでいるのは、白梅学園清修中高一貫部による、わが母校とわが街・・・(タイトルは失念(^^;)
優秀賞を受賞している!
机や椅子にはホッチキスの針を使用とのこと。
下段が駅と街、そして通学路。上段が母校ということか。
手前の森の中に通学路がある。水路は玉川上水で、鯉もいるらしい。写真を見て思う。ぜんぜん拾えてない・・・ もっとじっくり見て、気付いて、そして撮ってくればよかったと・・・
横浜富士見丘学園中学校・高等学校の「夜のINARI」は、伏見稲荷神社がモチーフ。
とてもしっとり、コンパクトによくまとまっていると思う。
伏見稲荷というより、山口県の元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)を連想してしまうが、この雰囲気には惹かれる・・・
ベストプレゼンテーション賞を受賞。
体力的なものもあり、かなり巻いて回ってしまったが、次回は妥協なき撮影をしてみたいと思った・・・
最後に、一畳レイアウト部門からひとつだけ・・・
藤嶺学園藤沢中学高等学校の「表情をもつ鉄道」。
LEDの色を調光して光を変える。下の湖面はモニターらしい。
要素はハイテクだが、操作はローテクなのも好感が持てる。自分の感性にはドンピシャなのだが、賞はとれなかったようだ・・・
これまた仕事で関わった二本松の鉄道模型ジオラマを思い出しつつ・・・
って、もちろんそっちは走行も調光も自動だったが、まだこんな風にLEDは使えなかったし、モニターは液晶じゃなかった、、、
今年の戦利品はヘンなモノいくつか・・・
カミさんがかくれ京成パンダファンなので、めったに見ないグッズを・・・
ほかにトミカリミテッドヴィンテージの本が500円、消防車など各100円、etc.。
そして、次はもっと疲れるコンベンションへ、、、