待望の洲崎神社参拝。(5/27) |
なんとなく、もともと安房国一之宮 安房神社より安房国一宮 洲崎(すのさき)神社が気にはなっていたのだが、最近「洲崎大明神」という元来のご祭神から神田明神につながったので、これは参らざるを得ないと思うにいたり、ようやくお参りしてきた。そんなに早くから出発せず、行きは高速で一気に・・・ のつもりが、ナビの目的地に「二宮」とされる「洲宮神社」を設定していて、最初にそちらへたどり着いてしまう・・・
山の中腹で駐車場もよく分からず、結局Uターンして「一宮」へ。こんなときは「神さまのイタズラ」ととらえて、笑い飛ばすようにしているが、同乗するカミさんとの空気はとてもマズいものだった(^^;
洲崎神社と洲宮神社は神さまである山をはさんで向かい合っている。洲宮神社は、諏訪大社の前宮のようなものなのだろうか、、、
洲崎神社への到着は13時頃。最初にくぐったとき、まったく気付かなかったのだが、なんと鳥居に突然の「久那戸大神」のお札。カミさんは最初から気付いてたと・・・(^^;
息栖神社の「久那戸神(岐神:くなどのかみ)」と字までいっしょ。もちろんこの日も息栖神社のお守りを身に着けている・・・
しかし、本当に単なる結界の役目なんだろうか、、、
鳥居をくぐって振り返ると、海。
もうひとつの一宮である安房神社との決定的な違いは、鳥居と拝殿の向き。洲崎神社がそこにある山に向かって参拝するのに対し、安房神社はその名の由来、阿波地方に向かう配置となっている。安房神社は阿波から渡ってきた忌部氏の創建であることを表しているともいえる・・・
ちなみに、山は「美多良洲山」(御手洗山)とのこと。
150段近くある石段は、下から臨むと面食らうが、登ってみるとそれほど疲れない。振り返りつつ眺めを楽しんでいるからだろう・・・
途中で振り返ると、当然ながら海が見える・・・
後付けのご祭神の名前とは別に、消されることなく地元で受け継がれてきたご祭神に惹かれる。(などと勝手な解釈で書いているが、逆の可能性もある、、、)
「玉前大神」もそうだが、地名などに「大神」や「大明神」を付けると、その神社の真の姿が見えてくる・・・ 「洲崎明神」や「洲崎大明神」で調べていて、以下のような情報にたどり着いた。
(たてやまフィールドミュージアムのHP、企画展特別展図録 No.14より引用)
『永享記』には「神田の牛頭天王{ごずてんのう}、洲崎大明神は、安房洲崎明神と一体」とあります。これは神田明神のこととされていますが、現在牛頭天王は祀るものの、天比理乃咩命は祀られていません。
実は牛頭天王にもスサノオつながりで惹かれているので、神田明神では末社の「江戸神社」をけっこうな頻度でお参りしている・・・
結局すべては一体であり、どんな神も、自然も、自分でさえもつながっているので区別に意味はないと言いながらも、将門さん、スサノオさん、牛頭天王、洲崎大明神は、そのかなりの部分が重複している、「同一」に近い「部分」なのだと思う、、、 それが「同一神」というものなのか、、、
「全体」を顕すことはできないから、結局「部分」を見ることになってしまうのは仕方ないこと。問題は「部分」を見て「全体」へのイメージが湧かなくなることだ・・・
写真は拝殿だが、本殿は江戸初期、随身門は1700年代初めに造営されたとのこと。
境内のお稲荷さんの鳥居にきのこ。
神田明神のような「疼き」は感じられなかったが、この空間に存在できることはとにかく嬉しかった。
180度回り込んで富士見鳥居へ。
この日も毎度ながらのかなりの暑さで、景色はかすんでしまって富士山は見えず、、、
また、見えるときに来ます・・・ なんて思いつつ、久しぶり手の届きそうなトンビに感動・・・
そして帰り際、これまたカミさんに言われなければ見逃していたピースポール!
世界人類が平和でありますように
日本が平和でありますように
そして肝心なことにあとで気付く・・・
浜鳥居と、横須賀の安房口神社と対をなすというご神石を観てないぢゃん!(^^;
これは完全に今日2度目の「神さまのイタズラ」だ(^^;
「また来いよ」と。
ちなみにご神石、見るからにこちらが男性、あちらが女性のシンボルだ。そういえば、久しぶりに境内でヘビにも逢えた・・・
さて、ご神石を観なかったことには気付きもせず、海沿いの道で巨岩発見。
岩の脇にクルマを駐めてよじ登る。
これもまた、久しぶりのキレイな海・・・
もうちょっとのんびり回れるように、次こそはもっと早くから出発したい・・・
この時点で14時。まだ昼も食ってない(^^;
小湊鉄道の撮影スポット、なんて目論見はすでに消し飛んでいる(^^;
ふと見上げると、何やらスピリチュアルな意味ありげの雲模様・・・
アレックス・グレイのイラストを想起させられる、、、
そしてお昼を求めて“渚の駅”たてやまに到着・・・
ここの「渚の博物館」は無料でありつつ、さかなくんギャラリーをはじめかなり見どころが多い。それだけでひとつ記事を起こそうかと思う。
時間があれば、、、(^^;
地元らしいおもしろいものが、リーズナブルな価格で売られていたので、それを買って海を眺めつつ食べることに。
鰺飯「鰺出汁炊き込みさんがライス」(南房総市産)480円と、あさりご飯(館山市産)500円!
どっちも満足できる質と量。
このロケーションでいただきました(^^
そして、館山まで行ったら絶対外せない、木村ピーナッツのピーナッツソフトクリームを!
やっぱりコレは間違いない。。。
今のところ自分の中では千葉のソフトクリームのNo.1だ。
そして最後は、近くに来たら必ず寄ってしまう「富楽里とみやま」で、露地びわと夕飯用のしいたけさんが、鰺寿司などを買って帰路に。
いい時間になってしまい、千葉界隈のいつもよりヒド目の渋滞に遭いつつも19時過ぎに帰宅。
遅い出発も問題だが、やはりチーバくんの足先の方まで行くと遠いな、、、
・・・日にちも時間もとても遅くなったが、意地でようやくなんとかアップ・・・ まったく仕事にひきずられて、時間がない。いや、気力がない・・・ いや、足りない? 何とかせねば・・・