ハスラーGターボ・4WD、6ヶ月乗ってみて (その1) |
ハスラーくんがわが家にやって来て半年・・・
思えばハスラーはディーラーに引き取りに行ったそのときから、「モノ」ではなかった。
カタログ写真と比べてもはるかに大きく丸く、カワイく見えるヘッドライトはいつも「目」にしか見えないし、駐車場で待っているたたずまいは「いきもの」。
明らかに「おかしな」存在感を放っているのだ。他のクルマと見比べても、明らかに「おかしい」のだ(^^;
車高と幅、バランスがおかしい・・・ カオがおかしい・・・ あるときはブサかわいいともいえるし、あるときはとってもカッコイイ・・・ めまぐるしく変化する印象。でも、結局どの瞬間にも、眺めればニンマリ。ちょっと大きいが、まさに小動物のよう・・・
犬好きの「親バカ」的感覚に、まさか「クルマ」相手で共感することになるとは(^^;
そんな自分にとっては初の軽であり初のターボ車、そして久しぶりの4WDであるハスラーと6ヶ月共に過ごしてみてのまとめを記しておこうと思う・・・
・・・と書き出してみたものの、こんな調子でどうでもよいお恥ずかしい親バカ長文が続くので、先にかいつまんで要点を並べておく(^^;
● もはや「黄色」しか考えられないのだが、黄色ってスゴい汚れるし、虫が寄ってくる・・・
● 屋根の形状に問題あり・・・ 雨の日はブレーキで目の前に滝のアトラクション!
● 雨の日は屋根の雨音がスゴい。(シャーシ側からもけっこうな音が・・・)
● 自分としてはXに標準のディスチャージヘッドランプもオートライトもオートレベリング機構も不要。ゆえのGグレード。
● ドアミラーのウィンカーもいらない。ゆえのGグレード。
● 運転席&助手席のシートヒーターはとても便利。
● しかし肝心のシート形状とペダル位置がいただけない・・・
まとめたらたったこんだけか、、、 では以下詳細。
ちなみに、この「その1」も次の「その2」(←「その2」の方が長くつき合うに当たり重要なこと書いてるつもり・・・)も、今後もしばらくは思いつくまま書き足していこうと思う・・・
■いろとかたち
エアウェイブからの買い換え検討時、ハスラーは選択肢から外れていた。デザインでは圧倒的にN-ONEに惹かれていた。
しかし結局カンペキな美人より、ちょっと欠点(アジ)のあるカオの方が後からあとからジワジワ好きになっていくようだ。上にも書いたが、とにかくブサかわいくて、それでいてあるとき、あるアングルでは、メチャクチャカッコ良く見えたりする・・・
N-ONEの洗練されたデザインと比べたら、ハスラーはとても垢抜けない。シンプルなフォルムにこれでもかとクドいほどたくさんあしらえられているエッジラインは、軽枠いっぱいに四角く作ったボディになんとかして変化を付けようとしているのか。しかしそんな悪あがきすらも「遊びゴコロ」の顕れだと思えるし、今ではとても気に入っている。そしてちょっと大きめのタイヤと車高の高さが、自分にとっての「カッコ良さ」に貢献しているのは間違いない。
■Gターボ・4WD アクティブイエロー ブラック2トーンルーフ
自分の場合このグレード、そしてこの色がツボなのだ・・・ 他の色では、Xターボでは、さらにはJスタイルⅡのフロントグリルではダメなのだ・・・ また見た目ではほぼ分からない(後ろから下をのぞけば分かる?)が、自分にとっては「ハスラー=4WD」なのだ。
というワケで、雪の降らない首都圏ではその比率1割ほどという「4WD」アピールをするため、エンブレムを付けてみた・・・ あ、なんかチーバくんも・・・
まさに、「ウチのコだけ、サイコー!」な親バカ(^^;
■「黄色」のリスク
ただ、黄色がこれほどまでに「汚れる色」だったというのは想像できなかった。今まで手入れがラクなのを分かっていてメタリックばかり選んできたが、それが正解だったことを今、思い知っている(^^;
おかげで(?)洗車の頻度が今までで最高に・・・ とにかく、雨の後の黒い垂れ染みがヒドい。
あと、「黄色は虫が寄ってくる」というのは本当だったんだ、と実感中(^^;
■「屋根」の問題を愉しむ?
デザインからの弊害として最もヒドいのは屋根だ。屋根が黒いのが黄色のハスラーの「ミソ」ではあるのだが、そのせいもあり屋根の汚れっぷりがハンパない。汚れる理由はその形状にもある。前から後ろまで平面かつ、縦にリブが立っているため、雨水がずっと残り続け、乾くと水垢とホコリがスゴい・・・
また、強い雨の中ブレーキをかければ屋根の水がいっきに目の前に滝のごとく落ちてきて視界ゼロに! リブのせいで横に流れ落ちないのだ(^^;
また、屋根の構造の問題か、雨音の大きさがハンパなく、トタン屋根のようなとてつもなくチープな感じをかもし出す(^^;
でもこれらもすぐに、「アトラクション」として楽しむことにした。なんかハスラーって、いろんな欠点を笑って許せる不思議なクルマなのだ・・・
■やっぱ光はアナログっぽいのがイイ・・・
※↓ の写真は現在(2019/7/6)のスマホ壁紙。ようやく気に入るハスラー写真をセレクトできた。 ポイントは「目」。ハロゲンならではのカワイさではないかと・・・
ちなみに以前にも書いている通り、XターボでなくGターボを選んだ理由のひとつ、ライトについて・・・
最近気付いたのは、点灯したときの印象が、ハロゲンの方がカワイイということ(^^;
スモールの方も、ライトの輪郭をLEDの真っ白い光でふちどる最近の流行がどうも気に入らない。電球の黄色い光がもやーんと拡がるアナログな雰囲気が、やはり憂いがあって好きなのだ・・・ それはメインのライトの光も同様で、ディスチャージは真っ白い上に、目が渦を巻いているように見えてカワイさをスポイルしている・・・ って運転席の自分から見えるワケぢゃないんだけど。要するに嗜好が「昭和のオッサン」ということか。
関係ないけど、最近の高級車のLEDウィンカーが自分的には最悪だ。0-100で点滅する様はまるで安いオモチャ。電球のアナログ的な明滅の方がよほど高級感漂うと思うのは自分だけか? なんでそういう制御を取り入れないのだろうか・・・
もっと関係ないけど、昔(=20世紀)のインパネを思い出すと何とも言えない胸のときめきを感じる、、、 メーターが電球で照らされて、オーディオも含め緑と赤のイルミネーションが基調だった。今のクルマの方がキレイで見やすいんだろうけど、ひと昔前の「コックピット感」って、どこへ行ってしまったんだろう・・・ それはオーディオ・コンポも同様なんだけれど。
■寒冷地が主眼?
スズキのクルマに「寒冷地仕様がない」(=寒冷地仕様がデフォルト)ということには感銘を受けたが、シートヒーターが標準装備なのもスゴい。はじめは過剰な装備ではないかと思えたシートヒーターだが、想像を超えて「使える装備」だった。マイチェンでGターボも助手席シートヒーターが標準装備になってよかった。
ものスゴく寒い日、暖房が利き始めるまでの間、すぐに温かくなるシートヒーターはとても効果的。
もっともこの冬が暖冬だからなのか、ハスラーは車内が温室のようなのか、今のところ日中はほとんど暖房をつけずに走っている。
■シート形状とペダル位置はいただけない・・・
走行時、身体をまったくサポートしてくれないシートと、せっかく標準化されたシートリフターを使っても改善できなかったペダル位置の不自然さは、それを理由に買い換えてしまう人がいるのもうなずけるレベルだ、、、
開発に当たってどうしてもお金がかけられなかったのだろうか・・・
もしかして「軽での長距離走行はお控えください。」というメッセージが込められているのでは・・・ と思ってしまう。
長時間運転で腰と膝を破壊せんとするこの問題を、ウチでは他の方々の意見を参考に、とりあえず次のように対処している。
→ 「ハスラーのシートポジションとペダル位置をどーにかする、、、 などなど。」
・・・長くなってしまった。そして書くのが非常に難しい・・・ おそらく4WDゆえの走りや乗り味などについては、「その2」で・・・ つづく・・・