ゼンハイザー インイヤーイヤホン MX375 |
自分が調べる限り、このSENNHEISER(ゼンハイザー)のMX375位しか見当たらない・・・
もちろん、「リーズナブルな価格帯で」の話だが。
ネット上の評価が高く、それでいて現在の実質価格2200円ほどであるこのモデル、転ばぬ先の杖として手に入れておくしかない・・・
コイツも、大好きだったAKG K404と同様、上級モデルより評価が高めなことも面白い。
はたして、その実力は・・・
「音、カル~~ィ!」が第一印象(^^;
このとっても安いMX375しかゼンハイザーを自分は知らないが、AKGとはやはり性格が違うのだろうか。
とにかく、10時間以上は鳴らし続け、馴染んできたところでもう一度、K315やYAMAHA RH5MAと聞き比べてみた。とりあえずオモチャのような「軽さ」はなくなった。
どうやらMX375は、この小さいユニットとこの価格で、まんべんなく音を聴かせる優等生的な鳴り方のようだ。
それゆえ、音が目の前に迫ってこない・・・ よく言えば、疲れない音?
比べるとK315は、音が濁っていることがよく分かる。残響音が強い。しかし、これが聴いていて、心に迫るエモーショナルな音なのだ・・・ AKGは音にそーいう演出をしているのだと思う。正しい音を鳴らすのではなく、アレンジが加わっているのだ。結果、好き嫌いがハッキリ表れるのだと思う。
どうせほとんどの時間を、太田貴子(ただし「マミ」のみ)と小高恵美の声を聴いて過ごしているワケだから(^^;、そこで比較しよう・・・ すると、このふたりの「大好きな声」が、自分の好きな声のまま聞こえるか、という対比になるのだが、これ、MX375はアウトだ、、、 何が違うのか分からないほどわずかな差異なのだが、リアルに「ここ」にいないのだ。
マミの艶と粘っこさ、めぐちの耳元で囁かれているような繊細さが消えてしまう・・・ 気のせいだろうか? ドキムネ感がなくなってしまうのは・・・
もちろん、そういう体ではRH5MAが一番なのだが、K315にもその「艶」はあるのだ。残響音にダマされて(助けられて?)いるのかもしれないが。
いつでも「ドキムネ感」を求めているワケでもないのだから、サラリと聴き流すときにMX375をと使い分ければよいのだが・・・
今の結論としては、仕方ない、K315がダメになったときの保険として、とりあえず保管しておこう(^^;