最近のSOEKS-01M |
GM管を交換してから、数値が高め(0.01~0.02μSv/h)に出ているような気もするが、低いときはちゃんと(?)低いので、そんな気がするときは実際高めなのかもしれない。
もともと、東京辺りでは一番活躍するレンジの精度が、あまり期待できない(もっと高めの環境下で信頼できる測定値を出す)ようなので、その時々の数値に一喜一憂するのは問題がありそうだが、常日頃持ち歩いて、通常との違いをいち早く察知することはできそうだ。
と思える理由も含めて、以下、2ヶ月ほど使ってみてのメモ・・・
ただし、自分のSOEKS-01Mは改造品であるし、測定方法もいい加減であること、また、未だにSOEKS-01M(Ver.1.CL)の正確な仕様を手に入れることができていないことを書き足しておく。
■毎日持ち歩くと、数値の高め、低めな場所は判別できる。
・・・といっても、自分の行動範囲では、屋外では0.10~0.21μSv/hくらいにしか変動しない。(ただし「急襲」を除く・・・)
そんな中で、0.18以上のところは、だいたいいつもそんな値が出る・・・
■毎日測っていると、今日(または今)は高め、低めということが分かる。
・・・先週の前半、秋葉原近辺でいつもより高めで、木曜に低下したのだが、柏で測られている方の数値も同じ推移だった。
■大型店舗、地下鉄は低い!
・・・今まで測って、低いなぁ、と思ったのはこの2ヶ所。
千葉郊外の某大型スーパー(0.06~)と、地下鉄東西線の地下区間(0.04~)。
大型店舗でも、あまり人出の多いところでは、それほど低くならない。やはり、外から持ち込むものの量と、空気の動き方によるのではなかろうか。
東西線では地下に入ると数値は下降、竹橋付近で0.05、神楽坂付近で0.04まで下がったが、一部の駅で跳ね上がることもあった。地上に出ると、ちゃんと(?)0.1前後に戻るが、地上であっても電車内はわりと低めのようだ・・・
ちなみにこの日の目的地は秋川だったわけだが、西東京に移動しても、期待したような線量の低下はなかった、、、
ホットスポットなどの保育園や学校、地下は難しいとしても大型店舗内などのような建物内に移設できないだろうか、、、
■γ(ガンマ)線とβ(ベータ)線・・・
・・・実は地表付近や側溝などを測ることはほとんどないのだが、なんとなく駐車場の地面に置いてみた途端にアラーム&黄色背景になりビックリ。(測定値は0.4以上、閾値の設定は1.0)
このとき、β線は遮蔽していなかった(SOEKS-01Mはγ線だけでなくβ線にも反応、β線の影響のほぼ無い地上1mほどでの使用を前提としているらしい・・・)ので、後日、写真のようにアルミパイプでGM管を覆って再測定。
結果、0.2以上はあるようだが、あの数値は何だったのか、、、
これを機械の誤動作と見なすならば、少なくとも東京界隈ではガイガーカウンターなど持つ意味はないだろう・・・
目に見えない放射性物質は「常に動いている」、そしてその場所は、まだ驚くほど(0.2でも十分「驚くほど」かもしれないが・・・)は汚染されていない、と考えた方が良さそうだ。
ただし、このアルミパイプ、上下筒抜けだから効果なしなのか、今までのところ付けても外してもほとんど測定値に違いが見られない、、、
■測定値と閾値
・・・ここの仕様が未だにモヤっとしている・・・
表示は過去10秒ごとの測定値、120秒間(12回分)の平均値、のはず。(10秒ごとの測定値は、「何らか」の平均値?)
立ち上がりでいきなり不安定で大きめの数値を出しても、2分をかけて安定した数値へと変わっていく、はず。(立ち上がり120秒未満では、そこまでの平均?)
そして、閾値を超えるとアラームが鳴る。(それはアラームの鳴り方からして、10秒を待たない瞬間的な測定値?)
急激な数値上昇時は、それまでの平均化処理をリセットして、現在の(緊急な)測定値を教えてくれる。(それは何μSv/hから?)
要するに、巷でバグとされている閾値とアラームの関係だが、表示される数値が120秒の平均で、今回閾値の1μSv/hを超えてアラームが鳴ったとしても、表示は0.29とかになり、閾値以上にならないのは当然だ。
そこに、表示のリセットも加わっていたら、表示は閾値以上でないといけないことになる・・・
あ、そーか、、、 左の黄色いバーを見れば、リセットされたかどうか分かるのか、今気付いた。。。 出直してきます(^^;
どのみち、「急襲」されて高い数値を出した直後に、「0」だの「0.04」だのを表示するときはバグっぽいが、、、
(次の値が半分くらいで、ゆるやかに下降していくときは納得できる・・・)
・・・ という感じで、つきあっていくにも、なかなかのやんちゃぶりで、自分のようなトーシローには勉強もかなり必要なシロモノと思う。
それでも、淡々と測定値を表示し続けるこの機械、表現として不謹慎かもしれないが、道具として手にして良かったと思う。(今現在、投げ売り状態のようだ・・・)
そして、安心感と不信感が表裏一体の国産に目を移せば、エアカウンターの後継機種、「エアカウンターS」が2012年2月3日に発売される。
この手の国産は信じられない、とSOEKSを入手したのだが、現行のエアカウンターの評価を見ているとそんなこともなさそう。次はやはりこれか・・・ 非常に興味ある機種だ。