2010 まとめ |
一見とてつもなく悲惨な状況で、ギリギリ何とかなるような気分でいられるのは今年の経験のおかげだし、それは去年から続いていることでもあり、もっと永く過去から続いていることでもある。
そんな中、自分の助けになる考え、本、サイトなど、さまざまな情報を集めていくと、ふと出発点に戻ることが多々あった。
これが、すべてのことはぐるりと回って帰ってくる、ということか、と。12時の地点で良く考えないといけないということも、今なら良く分かる。
そして、目に見えない助け(と自分が信じていること)も、そこかしこに顕れた。
偶然か必然かはどうでも良いことで、本当に大事なのは感謝の心だ、とずっと思っていけるようにしたいし、今年のこの感謝の気持ちは忘れないで生きていきたい。
最後の最後に毎年恒例になりつつある、ダウンを体験してしまったが、これも体験というより自分で実現したことなのかもしれない。
おかげで(?)今年の終わりに、「デジカメを365日持ち歩く」という目標を来年から復活するための布石を打てた。これとて仕事~地デジ化~テレビ購入と密接に絡み合い膨らみながら実現していくのがたまらなく面白い、そんな風に思えるようになった今年だった。
しかし、精神的なことはこれくらいにして、日常的なことで今年を振り返ってみようと思っても、まさに「冬眠していた」としか思えない。
その冬眠の最終章が、ダイスケの死だった。その後、自分は冬眠からゆり起こされたのかもしれない・・・ まだうつらうつらしてはいるが、、、
もう、あと7時間ほどで年が明けてしまうのだが、この1ヶ月間で、それまで眠っていた半年間分のすべてを取り返そうという勢いだった。
この間、単なる「現実空間」に完全に引き戻されつつあったのを、最後のダウンがくい止めたのかもしれない。
体調的に最悪の瞬間に、それまで培ってきたいろいろなことを、自分の心で、魂で試してみることができた。
いまだ「自分が何者か」は分かってはいないが、自分の「ホーム」は何となく分かってきた。
そして、どうやら大切にするべきものは、たくさんあっても良いようだ・・・
結局、今年を代表する「目に見えるもの」は以下の4つだろうか。
■観葉植物
人間にとって、地球にとって、いや、自分にとっての植物の大切さにようやく気付き、いつも手元に置いておくことにしました。ダイスケ無きあと、もはや同じくらいに可愛がれるようになった(^^
半年前には想像もできなかったことだ。
■地デジ化
地デジアンテナ工事は難航に難航を重ねたが、あんな理由で屋内配線をすべて敷設し直されてはたまったもんじゃない。
もともと地デジ化自体に反対なのだが、工事する側もされる側も良く分からないまま、無用な作業がなされているとしたら本当に憂うべきことだと思う。
そもそも我が家にまつわる電気配線工事は「素人の足元にも及ばない」と言っても過言ではないレベルのものがそこかしこにあるのだ・・・ 職人の笑い事で済まされないレベルダウンを至る所で見せつけられるのだ・・・
(ちなみに今回、地デジアンテナ工事をするまでは、軒下に屋内用の分配器がむき出しで付いていた・・・)
それと、壁に穴を開ける必要があるときは、ドリルの使い方を心得ているか確認した方が良い。でないと、外壁塗装や室内の壁が、穴の10倍もの直径で崩れてしまうから・・・ (後の祭り(^^;)
■東芝 LED REGZA 37Z1
購入後、光漏れで少し悩んだが、もともと画面は暗めが好きで、「テレビプロ」など暗めの設定下では漏れはさほど気にならないので良しとした。
交換してもらってドット抜けとかあったらショック倍増だし(^^;
概ね満足だが、あえて不満を書くとすれば、黒を黒に見せるための光の制御(のズレ)がたまに分かってしまい、ドルビーの効いたカセットテープを聴くような(視覚的な話だが・・・)不自然さを最初のころ感じた。(今は気にならない。)
また、音もかなり満足だが、男性の低めの声が聞き取りづらいことがある。その音域がうまくつながらず、谷になっているようだ。
しかし同じく東芝の32AE1のおそろしくチープな音と比べたら、この薄い筐体でこれだけの音を出すのは奇跡的なのではないか、とも思える。
■SONY HX5V
実は今年の夏、R5を2度に渡る落下の末、破損。
意地でE-510を常時持ち歩いていたのだが、年末の仕事が激務で、通勤に写真を撮るゆとりも重いカメラを持ち歩く気力もなく、しばらく手ぶらだった・・・ これではいかん、と思いつつ、、、
R5を使い続けた短い間にもデジカメの現状はかなり変わっていて、テレビ同様情報集めに苦労したが、REGZAと、今やっている仕事の関係でフルハイビジョン動画が気になり、ついにRICOHを捨ててSONYに走ってしまった。
最後まで悩んだのはRICOHのCX1(中古)だ。R5ではかなり光量不足で苦戦することが多く、CCDにこだわるのをやめ、暗さに強いCMOSに乗り換えよう、しかし裏面照射(CX3、4)は日中の使用に不安がありそうだし、望遠域を伸ばした28-300mm(CX2、3、4)はやはりレンズに無理があるようなのでCX1にしようと思っていたのだが、、、
絶妙なタイミング、巡り合わせ、そして大部分ポイントで買えるということもあり、25-250mm、フルHD動画、マニュアル撮影、最強の手ブレ補正、などなどに釣られてデジカメ創世記より大嫌いだった「サイバーショット使い」になってしまった(^^; (まだ手元にはないが、、、 そして、裏面照射で10倍高倍率ズームだが、、、)
現在の携帯W44Sが、ちょっと自分の中のSONYに対するイメージを変えたということもある。
おそらく、カメラとしての操作性はRICOHにかなり劣ると思うが、それも覚悟の上。
GPS・コンパス機能は林道での撮影などに、相当に役立つ予感(^^
来年の目標は、そんな、必要だからきっと手元にあるものたちに囲まれて、なろうとせずになるべき自分になる、でしょうか、、、
たぶん、年の瀬に、今まで自分らしさだと思っていた「頑固なこだわり」、固定概念を捨て、視野を拡げて一歩下がってものごとを見る訓練を、誰かしら何かしらにされているんだろう、きっと(^^;
年明けから、そんなものの見方を、ものに対してだけでなく、ライフスタイルや職業に適用していくことになるのだろう。
などと書いているうちになぜか年明けまであと5時間・・・