ブラザー ジャスティオ HL-5350DN (モノクロA4レーザープリンタ) |
「サービスコール:173エラー」は定着器(フューザー)に関するエラーのようだ。
見たところ定着器自体は簡単に交換できる。
OKIのサービスに来ていただくと、かなりの額がかかるため、イチかバチか定着器のみ入手する方法を模索したが見つからなかった(^^;
ちょっと頼りにしていた大塚商会の営業の方も、ムリを承知で「入手可能ですかねぇ?・・・」と聞いたが、調べると言って音沙汰ナシ、、、
もっとも、定着器を入手できても、カウンターリセットなどの方法が分からないので、サービスマニュアルの内容もゲットしなければならないが、これもかなり敷居が高い・・・
仕方なく、しばらくキヤノンのインクジェット(BJ F9000※)でしのいでいたが、インクのコストと印字スピードが話にならない。
活字メインだと、普通紙に出す限り、文字のクッキリ感もレーザーと雲泥の差。
かくして、かねてより気になっていたブラザーのレーザープリンタを買うことになった。
HL-5350DNは、出力サイズがA4であり、ポストスクリプトに対応していないのだが、ネットワーク対応で21500円(購入時)。
ちょっと奮発して、ポストスクリプト対応にしても3万を切る。
実際に実物を見て、久々に感動を覚える商品だった。
とにかく小さくて軽い。
ML 2020NはA3まで出せるので、サイズもデカいが重量も22kg。
HL-5350DNは体積で言えばその半分ほどに感じ、重量9.5kg。小さい、軽い、ということは、今やとても重要なアドバンテージだ。
そして驚くべきはそのスペック。
フロントトレイから手差しが可能で、背面排出トレイを開けば、封筒やハガキに反りを生じることなく印刷できる。
フロントトレイを開いたり、ドラムユニットを取り付けるとき、実に良く出来ている(設計されている)なぁ、と思う。
質感はオモチャみたいだが、収める、開く、取り付ける、などのギミックがとても考え尽くされているように思える。
(リコーのデジカメしかり、こういう製品に弱い(^^;)
さらに、当たり前のように両面印刷が出来て、印刷速度は十分な30枚/分(もちろん片面時)。
ちなみに2020Nは両面不可、24枚/分だ。(かなり古いモデルであり、現在の後継は2030Nになるようだ。そちらは30枚/分。)
低価格のために操作パネルに液晶表示を持たないが、所詮PCにつないで使うモノ。
インクジェットも液晶は無いが困ったことも無い・・・
そして低価格と言えば、消耗品の価格・・・
今までは、本体価格を抑えて、下手をすると本体価格以上の消耗品で稼ぐのがメーカーの常識(? ゲーム機と一緒・・・)だったが、この機種はあえてドラムユニットとトナーカートリッジを分けて、ユーザーにかかるコストを抑えてくれている。
それぞれのコストはおよそ1円/枚で、合わせて2円/枚ほど。
一方、2020Nの方は、ドラム一体型のEPトナーカートリッジは2万枚いけるが、まともに買うと7万円・・・ 1枚あたり約3.4円とのこと。
どちらも、安く入手できればコストは下げられるのは言うまでもないが、、、
Dellからも格安(3万弱)のレーザーが販売されているが、少し古いからか重量が14kg、そして消耗品がどこでも買えるわけではない。
個人でレーザープリンタを所有すること自体少ないかもしれないが、ブラザーの製品は、個人で使ってみてもいいんじゃない? と思わされてしまうようなものだと思う。
※Canon BJ F9000
印字速度 : 6枚/分、インクコスト モノクロ : 1.6円/枚、カラー : 11.7円/枚 とのこと・・・
仕様ではモノクロのコストはとても安いのだが、高い気がするのは体感的なものだろうか、、、
実際は「モノクロ印刷」に設定してもカラーインクを消費してしまう・・・
ただ、それ以前に使用していたプリンタに比べたら、インクコストも速度も作動音の静かさも大満足。
BJ F9000は2001年発売でA3ノビまで出力できる。今どきのインクジェットはどれほど進化しているのだろうか、、、