2009 国際ロボット展 その3 : 働くロボット |
ずいぶん日が経ってしまい、気持ちも冷めてしまったが・・・(^^;
セグウェイ登場後かなり経つが、この手のものが非常に目立った。
こちらはRCタイプのようですが、、、
12/29追記:早稲田大学と株式会社JAPAN ROBOTECHによる開発とのこと。
同社の「ギアヘッド+エンコーダ付きDCモータを使用している。
京都大学/東北大学/国際レスキューシステム研究機構はNEDOの「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」での自律移動ロボットの研究をしているらしい。
国際レスキューシステム研究機構は特定非営利法人。「レスキューシステムに関する研究開発プロジェクトを受託し、産官学民のネットワークを活かしながら研究開発活動を進めています。」だそうです、、、
NEDOとは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構のこと。
NEDO自体もかなりおおきな独立ブースを抱えていたが、、、
「今年のロボット大賞」ブース、2008年の受賞ロボットから、株式会社ゼットエムピーの「ZMP e-nuvoシリーズ」の車輪型ロボット教材「WHEEL」。(中小企業基盤整備機構理事長賞)
ライントレースなど、別な形に組みかえることもできる。
同社は、いろいろ面白い製品を出している。
中でも、2007年に同社が最優秀中小・ベンチャー企業賞を受賞している「miuro(ミューロ)」なる製品が最も目を引いた。
「踊る音楽知的ロボット」・・・ 要は音に合わせて動き回るミニコンポだ(^^;
会場のロボットの中で、最も身近に自然に置ける、現実的なロボットの姿に思えたのだ・・・
ヴイストン株式会社からはロボット教材の新製品、「Beauto Balancer Duo」(ビュート・バランサー・デュオ)が12,600円で発売されている。
無線操縦するにはオプションが必要だが、それでも上記「WHEEL」の価格とは一桁違う。
総務省 消防庁消防大学校 消防研究センターと三菱電機特機システム株式会社が開発した検知ロボット「FRIGO-M」。
正直、とってもカッコイイです。
東京電機大学/理研/情報通信研究機構(NiCT)ブースのレスキューロボット「Kenaf」も飾らない機能美を有する。
実用性のほどは? ・・・って道具は「どう使うか」が重要。いくらでも役立つ場面はあるだろう・・・
実は「走行系」ロボットの中で一番気に入ったのがコレ・・・
「吉田いす」の4輪駆動のロボットプラットフォーム「MECBOT 4x4 」と、それを進化させた電動車いすの「レカロ 4x4+2」。
レカロというのはナンだが、車イスのマイナスイメージを感じないことに驚きを覚えた。
詳しくは「吉田いすのブログ」に書かれているが、ちょっとしたオフロードも走行可能で、とっても乗ってみたいです。
MECBOTは、車イス用のスティックをサーボ2つでRC操作しているだけなのだが、本当に繊細なイイ動きします。
「4駆でありながら定点での転回が出来ます。」
「レカロ4x4+2は4駆の後ろにキャスターを取付け、通常は2駆でスムーズに経済的に走り、地道、砂利道、草地、ビーチ等では4駆になります。このメカニズムは世界初かもしれない。」(「吉田いすのブログ」より)
で、産業ロボット界の二台巨頭ファナックとデンソー。違うかな・・・ 安川が一番ブースデカいけど、あまり知らないので(^^;
写真は「ファナック・カレー」? 食べてみたい(^^;
昔、仕事でデンソーの視覚装置でワークの位置と角度を割り出し、データをファナックのロボットに渡したりしてましたが、10年経ってもあまり基本は変わってないような、、、
より3次元的に、とか高解像度に、とかいろいろあるんだろうが、総じて、今では素人の自分には産業ロボットゾーンに驚きは無かった・・・
3平行リンク機構を採用した高速ロボットなるものがま新しいところなのだろうか。
ペットボトルのキャップ締め(だったかな)ロボットがあったが、ネジ締めロボットは無くなってしまったのだろうか、などと思いつつ・・・
産業もホビーも、かなり韓国系が押してきている風だったが・・・
と思ったら、大規模なブースを構える「TOSY ROBOTICS Joint Stock Company」なる会社、ベトナムだそうで、台湾なども多いようだ・・・
要はどこかで見たようなものが、より安く提供されているのだろう。
(※TOSYのアームロボット、「世界一安い産業ロボット」と銘打ち、50万円とのこと・・・)
クルマもロボットも、新たな分野を、思い切って切り開かないときつそうだな、、、