ヘタウマ・へろへろイラスト講座(#03) |
前回、描いた楕円をさらに縮小して、ディスクローターの穴を作ります。
ディスクローター上でうんと小さくしてだいたい大きさを合わせたら、そのひとつの楕円をひたすら複製してたくさんの穴を作っていきます。
もちろん複製のしかたは、「「Alt」キーを押しながら移動」です。
同様の方法でフォークブーツのジャバラを描きます。
まず、ペンツールでだいたいの線を一本なぞって、、、
それを一番下に合わせて、例の、「「Alt」キーを押しながら移動」で(だいたい)2つめの位置に複製します。
これを3本目、4本目と・・・ やっていたら日が暮れるので、そんなことはしません(^^;
便利な「変形の繰り返し」の機能を使います。
変形や移動、複製をした場合、直後に「Ctrl+D」の2つのキーを同時押しすること(ショートカットという)によって、同様の動作を次々に繰り返していくことができます。
よって、一度複製して線が2本になった状態から、「Ctrl+D」を20回押して上のイラストの状態になりました。
最初の複製の角度、距離が引き継がれていくので、たくさん繰り返すとさすがに角度がずれていきますが、それは「整列」という機能で簡単に合わせることができます。
一番上の線を選択して、正しい位置へ移動します。
そして、整列させたいすべての線を選択します。
すると、複数の形状を選択した時点から、「コントロールパレット(※1)」に整列ツールが現れます。
(※1):一番上のメニューバーの下にある横一ラインのツールパレット。使用ツールや選択オブジェクトにより、メニューがそのとき必要なものに変化します。
よってこの場合、いちいち整列パレットを開く必要がありません。
整列ツールの中の「垂直方向中央に整列」と「水平方向中央に整列」をクリックすると、キレイに整列しました。(※2)
(※2):ただし、ズレの量が大きめだとなぜかこのようにいかず、上から2番目3番目の辺りが動かないことがあります。許容される範囲は残念ながら分かりません。
その場合、ちゃんと動かなかった線(パス)をだいたいのところへ移動してあげてから、再度整列させると揃います。
(#03まとめ):このような幾何学的イラストを描く場合、複製(コピー)、拡大・縮小に加え、今回の「変形の繰り返し」と「整列」を組み合わせて使うことにより、かなりラクをすることができます。
もともとマウスで的確な線を引くこと自体、ちょっとコツがいることなので、ズレた線をいかに合わせ込んでいくか、さらにそこに距離と角度を用いていけば、一見面倒と思われるイラストも実に簡単に描くことができます。
ただしつい先日、自宅の自分のパソコンでイラストを描いたとき、会社で描くときと違い、あまりにも自分の思い通りの線が決まるのでビックリしました。
マウスの性能(というより相性かもしれませんが)がいかに重要か今さらながら再認識しました。
ちなみに自分はロジクール派なので、会社も自宅もLogitechの光学式マウスですが、会社の安い「M-UV96」ではうまく線が引けないということに気付きました。
自宅は「M-BJ58」です。
会社のマウスを替えようと思いますが、自腹で安い製品で同様のタッチのマウスをゲットできるかどうかは、、、(^^;
とりあえず、今日あたり秋葉を徘徊してみます・・・ つづく、、、