日展うらやす在住作家展 |
最近NPOをよく調べているのだが、主催が「NPO法人文化交流サポート浦安」ということでたどり着いた。
少しでもいろいろな活動を見ておきたいので行ってみた。
素人の勝手な感想としては、自分の好みの展示は無かったものの、それが芸術なんだよなぁ、などとこれまた勝手な感慨。
自分の琴線に触れるものに出逢う確率なんて、そんなに高くない。
こうやっていつでも気軽に、そういった「一目惚れ」に出逢えるかもしれない機会を提供してくれるのは、とても有意義なことだ。
では、自分好みの芸術って・・・ と思ったところで、時期的に不覚にも頭の中に等身大ガンダムが・・・(^^;
あのガンダムを観ると、すごく心に響くものがある。
それは、幼い時代から引き込まれ続けたストーリーがありキャラクターがあり音楽があり動きがあり・・・ それらがあの、巨大なオブジェを観ると渾然一体となって勝手に湧き上がり、自動的に演出されて心が動かされてしまうのだろうか。
一方作品によっては、自分の何かにフィットした場合、ほぼ観た瞬間に心に響いてくるものもある。
自分の場合、東寺の帝釈天や日光・月光菩薩、平等院の雲中供養菩薩像、鳳凰と鳳凰堂、そしてモネの絵、など。
何の説明も手助けも必要とせず、人の心をゆり動かせる・・・ それはすごいことだと思う。
が、最初からいろいろな効果や解説、ストーリー、音楽、照明などとセットで構築されていても良いわけだ。
たとえば「青森ねぶた祭り」。様々な要素の相乗効果による高揚を味わえる。
しかし、二十台以上登場するねぶた自体を冷静に眺めれば、本当に自分の心を突き動かす作品は僅かだ。
そんなことを考えていたら、何をもって「芸術」とするのか分からなくなってきた。
「芸術」かどうかはともかく、自分が惹かれる最も大きな要因は、「どうやって作ったんだ、これ? とても自分には出来そうにない。」のようである。