映画 大日本人 |
最初のうちは笑いも少ないしけっこうかったるい。 が、中盤から松ちゃんの毒気がどんどん鋭くなってくる。
ひたすら風刺というか問題提起が重なり合いつつラストまで。
中でもマスコミのデリカシーの無さのエスカレートがすごいが、年をとって自分たちも感じている、伝統や文化、職人や技術などが失われつつあることへの警鐘のようなものも痛切に感じる。
そして日本が世界(アメリカ・・・)の潮流に飲み込まれていくことを憂いて、、、
偽物の正義の描き方なんてブットビ(^^;
そんな切なさが笑いに置き換えられているのが、照れ隠しなのか、松ちゃん流なのか、、、
照れ隠しが過ぎて(?)か、あのエンディングは不要なんじゃなかろうか・・・
しかしなんだろう、この年になると、大概同じようなこと考えてるんだ、と。
じゃあ、なんで世の中の流れは変わらないんだろう、と。
あと、なんかよー分からんおっさんたちの演技が秀逸。 リアルそこらのおっさん。
おっさん使わせたら日本一じゃないの? って感じ。
至らない特撮シーンとか見てると、猛烈に平成「ガメラ」シリーズが観たくなるけどね(^^;