RICOH R1 |
E-100RSは良いカメラだ。どこへ連れて行ってもそつなく仕事をこなしてくれる。
しかし如何せん図体がでかい。今年のG.W.、生まれて初めて京都へ行くに当たり、荷物の負担にならないように、ついに念願のコンデジ(コンパクトデジカメ)をゲットした。
【選択の経緯】
E-100RSのもうひとつの欠点は、広角側が弱いこと。京都のような場所で建物、景色などを撮るときにはどうしても広角レンズが欲しい。
デジカメでコンパクトで手頃な価格で広角なんて無いと思っていた。だからコンデジにさして魅力も感じなかった。でも、ある日ふとデジカメ売り場でRICOHの「R1」というロゴの入ったカメラに目が留まった。
フイルムカメラで現在も手元にあり、非常に重宝しているコンパクトカメラが、RICOHの「R1s」なのだ。(R1sは30mm単焦点。)
デジカメで知らぬ間にR1が復活していた。しかもこのサイズで28mm~135mm!?
値段も安い! 例によって「価格コム」、「2ちゃんねる」をひと通り読んで、たくさんのオーナーが撮った写真も見て納得した上で購入。競合として考えたのは、後継機種のR1v、R2だけだ。R1で良しとしたワケは、光学式ファインダーがあることと、画素数をそんなに必要としないこと。
【使ってみて】
なんと言ってもこのサイズ。ほとんど意味無く常時携行状態。
夕方の東京駅でだって、丸の内口って面白いな、と思えばパチリ。ただし、小さすぎてホールドしづらいしレンズもそれほど明るくないので、室内撮影ではE-100RSのようにラフに撮ってると手ブレ量産機となる。
JRと丸ノ内線が交わる場所で、ちょっと構えてみたら・・・
こっちも、そっちも、あっちも??? そのまま4コマ撮ってみた。
機動力を活かしての日中のスナップにはもってこいだ。しかし、ちょっと条件が悪くなるととたんに変なクセを発揮。適当に撮って失敗写真の山を築くと、結局E-100RSも一緒に持ち歩きたくなる。
作品として見られると、箸にも棒にもかからないものだろうが、自分が気に入れば良しと言うことで。ワイド端で撮ると左側の周辺光量が落ちているのが分かる。(これもクセ?らしい。)今回も画像はサイズのみの変更。
R1、小さすぎてたびたび落下させていたのだが、致命傷には至っていなかった。ところが「さよならランティス」写真を撮りまくろうと、クルマに積み込むときにコンクリに落下! ついに鏡胴が正常に動かなくなった。現在は修理から戻り現役復帰。
ネット上でも良く言われていることだが、空とか水面とか撮ると、濃厚な色が乗って面白い絵になる。会社の窓からも気が向いたら撮ってみる。
E-100RSもR1も自分にとっては好きな色の乗り方だ。どっちで撮ってもほとんど同じ色になるように思う。
カメラ自身の写真はそれぞれで撮り合ったものだ。
リコー R1:
http://www.ricoh.co.jp/dc/caplio/r1/