おかえり! 久耀 そして、炭火焼 安納芋 (種子島酒造) |
その原因であった芋焼酎ブームも去り、久耀が、出逢ったころと同じように、どこででも見かけられなくなった近ごろは霧島(黒ではない)メインで過ごしてきた・・・
しかし、価格(紙パックなら1800mlで1400円ほど)を考えれば十分すぎるその味も、やはり「うんまいっっ!!」というようなものではない・・・ その感動を取り戻すために、当時自分好みだった「吉兆宝山」や「いも麹 芋」、「明るい農村」などを買ってみるものの、どれも自分の中の「美味い芋焼酎」ではなくなっていた。昔、久耀がそうであったように、全般的に芋焼酎の味、落ちてる??
ついには、ブームが去ってお手頃価格になりつつある「伊佐美」(現在4000円ほど)にも手を出してみたが、驚くほどのガッカリ感を味わうことに、、、
・・・てな具合で、もはや惰性で飲んでいるようになりつつある芋焼酎。最後に評価を記したのは、なんと3年前だった、、、
もはやここ数年「不味くはない」芋焼酎にしか出逢えなくなっている、、、 もしかして、久耀なら・・・ と思いつつ、近所の店で見かけないため、なかなか入手できなかったのだが、ネットで送料無料を見つけ買ってみた・・・
さっそく、霧島と飲み比べてみる・・・ 舌が、望まない味に慣れてしまっていたのか、飲み始めは霧島と大して変わらなく思えた。
しかしじっくり味わうと、徐々に懐かしい味が甦ってきた・・・ ここ何年も出逢えていない味。甘い! そして匂いも、甘い焼きいもの皮のようだ。霧島とは、水が違う感じ。トロリと重い。まるで比重が違うかのよう・・・
おかえり! 久耀。
久耀に始まり、それを超える芋焼酎を10年以上探してきたが見つけられず・・・ 結局、久耀に戻るとは。「おかえり!」は久耀でなく、自分の方だったか(^^;
正確には見つけられなかったワケでもなく、村尾や佐藤の黒などは美味かった。が、とんでもないプレミアム価格のクセして、(自分にとっては)味は久耀と大差ないのだ・・・ 手軽に買えて、なおかつ美味い芋焼酎が見つからないのだ。
数年ぶりに、久耀が美味いことは分かった。でももうひとあがき・・・
村尾は買えないが、村尾酒造の大衆向けブランド、「薩摩茶屋」も試しておこう・・・
そして、久耀の親分、種子島酒造の「炭火焼 安納芋」(ちょっと高めだが、吉兆宝山より安い)も・・・
って、やっぱり「薩摩茶屋」は自分の苦手なドライ・とんがり系。「炭火焼 安納芋」は久耀と同等の甘さだが、フレッシュなのかとんがり感がある・・・ けっこう美味いが、やはり、結局自分の求める味は「久耀」だということを強く確信。
そして今、ようやく「炭火焼 安納芋」を飲み終え、また「久耀」の幸せにハマっている・・・
小ビンなのに「薩摩茶屋」はなかなか飲み干せない・・・
また、久耀はお湯割がイチバンだと思ってきたが、初めて心からロックも美味ぇぜ! と思えている。それどころか、生で飲んでも甘い! 美味い! と思えるなんて・・・
やはり飲んだり食べたりするときは、毎回シアワセをかみしめたいと、この歳になると強く思う。
また舌が飽きるまで、ちょっとだけ奮発して久耀を飲み続けようと思う。
それは、自分の今の味覚では、もはや霧島に戻れないからでもあるのだが、、、
「久耀がやっぱり美味い。」・・・ それだけでこんなに熱く綴ってしまった(^^;
ありがとう、種子島酒造さん。これからも、もっともっと美味しくしちゃってください!