妙楽寺ご開帳 木造大日如来坐像 (2/5) |
毎年2月の第一日曜日が年に一度の本堂ご開帳の日。当日は午後からあいにくの雨だったが、それもご神気を増幅させてくれるものと、初志貫徹、参拝してきた。
これが、一年に一度しか拝めない、扉の開いた光景・・・
ご本尊としては非常に珍しい大日如来坐像。東京では大悲願寺くらいしか知らない。大日如来は自分の守護本尊でもあり、「全てのすべて」であることからとても好きなのだ。大悲願寺のご開帳は4月らしいので、合わせて行ってみようか・・・
何も考えずに訪れたのだが、見事に13時の護摩法要が始まる直前。今年は天気が今ひとつだったからか、例年と比べてとても参拝客が少なかったようだ。本堂の座布団は空いていて、お札はいただかなかったものの、ちゃっかり参加させていただいた。
本堂は三方が全開でけっこう寒いものの、太鼓の鳴り響く護摩法要はとても心地好く、眉間のうずきを存分に楽しませていただいた。毎日唱えている般若心経を太鼓に合わせ心でトレースしようとするも、なぜか一緒に唱えると途中でロストしてしまう・・・ 自分、やはりまだまだだな(^^;
こんなに立派な仏像を、許されて堂々と撮影できるなんて滅多にないのではなかろうか、、、
法要後は住職がお話をしてくださるのだが、これが気張ることのない楽しいお話で、その後もしばらくはざっくばらんに話しかけてくれる。
しかし初めて訪れて浮き足立ってしまい、聞きたいこともあったのに、「スゴいですね、、、」しか言えなかった(^^;
人も少ないし、もっとじっくり見入って撮影しても良かったと思うのだが、なぜかしなかった。しかし、実は自然とこの空間自体をじっくり感じ、味わうことを優先したのではないかと今になって想う・・・ とっても良いときを過ごせたことに大感謝・・・
そういえば本当に内面を知ろうと、感じ合おうとすると、顔かたちは記憶に残りにくいみたいだと感じたこともあったっけ、、、
本堂を出てからは雨にも降られなかったものの、周囲の森を散策したりはしなかった。また、いずれ暖かくなったら訪れよう・・・
ご厚意に甘えて熱々の甘酒をいただき身体を温め、大日如来の梵字付き交通安全ステッカーと、かわいいお守りをいただいて清々しい気持ちで帰路に就いた。
帰りは来るときとはまったく違う道で、(下で)市原SAを目指す。もちろん、久々のキャベツキムチを買うため(^^;
往きに茂原市街地を通ってしまったのは失敗だったが、それ以外は概ねイイ感じの田舎道で、信号もクルマも少なく、久々に運転でも癒された。
数年前は千葉には気になる神社仏閣はほとんどないと思っていたが、再び訪れたくなるお寺がまたひとつ増えた。