SOEKS-01M 使ってみて・・・ |
以下、数値は測定値そのままであり、計測地点も「だいたい腰の辺りで手持ち」など、一様でない。
しかもほとんどがジップロックに入れて歩きながら、たまに内ポケットから出しながら、などという具合なので、おおまかな傾向をつかめればいいや、というつもりでの数値だ。
もちろんβ線を遮蔽するためのアルミ板など装着していない。(地表近くでなければ関係ない?)
※巷の情報ではSOEKS-01Mの、0.10μSv/hなど低い数値は実際より高めを示すとのこと。(2割程度)
※以下青字は11/5追記
■5階室内(千葉市) : 0.10 ~ 0.13μSv/h ごく稀に 0.3超え
※目に痛みを感じつつSOEKS-01Mを手に取った瞬間アラームが鳴ったりすると、正直焦る・・・
■1階屋外(千葉市) : 0.13 ~ 0.2μSv/h
※風があると0.17くらいに、さらに小雨が降り始めると0.2を継続的に超えた。
※1階から5階へ階段で移動すると、少し遅れて上記の変化を見て取れる。(表示が120秒の平均だからだと思う・・・)ただし風のある日は5階まで移動しても、ほとんど数値は減らない。
※2日連続ほぼ同じ地点でアラーム(閾値1.0μSv/hに設定)、初日の表示は0.5以上。(3日目以降は付近で最大0.2μSv/hほどにしかならない。)
■とある大型店舗内や会社ビル内 : 0.10μSv/h前後
■総武線電車内 : 0.10 ~ 0.13μSv/h 総じて低めのようだ・・・
■秋葉原電気街屋外 : 0.13 ~ 0.15μSv/h
※電気街ではないが、11/1昼にとある地点でアラームと赤バック、表示を見て今までと桁が違ったのでかなり焦り、その場を立ち去るのに必死で数値を覚えていない・・・ と言っても単位はμSv/hなのだが、、、 翌日原因を探しに行くも、数値上がらず・・・
※ここ2日ほど、帰りの電気街大通りは0.1μSv/hほどで低めだった。しかし、駅のそばのビルの間でビル風を浴びた途端0.17μSv/hに跳ね上がる。
※とある坂をかなりの速度で下ってきたトラックの風圧を感じた途端、アラームが鳴った。が、そのことの意味を瞬間的に理解できず、どんなトラックか確認できなかった。
■2、3日使用のマスク(通勤時、0.15μSv/hほどの環境下1日40分ほど使用)を、帰宅後密着計測 : 0.29μSv/h
※局地的に吸気しているのである程度そこに溜まるのは当然とも言えるが、マスクが機能しているとも言える? ただ、やがて数値が下がっていき、室内と同化することを自分は理解できない・・・ 放射性物質は移動する? ただしまったく数値が上がらないこともある。
・・・ とだいたいこんな感じの傾向だ。
これを手にした10月末以前の環境を知らないので、最近言われているような上昇傾向にあるかどうかは分からない。
また、よく書かれている、アラームの鳴る「閾値設定にバグがある」というのも、本当かどうか分からない。
自分が知りたいのは、10秒間に1度表示される値が、どういったものか、また、アラームはどの瞬間に鳴るかということ。
表示自体が瞬間的なものでなく、しかしアラームは瞬間的な測定によるものであるなら、それはバグではないのではないか?
その瞬間、確かに1μSv/hを超えているのでは?
そもそも、表示は120秒(12回)の測定値の平均というので、過去11回分の測定値で丸められてしまい、皆が言うようにアラームが鳴っても設定値の1/3程度の表示になるのではないのだろうか?
・・・って、これはやはり「ド素人の恥ずかしい疑問」なのかな(^^;
※ちなみに、画面の一番上には、とても小さな棒グラフが表示されている。これは過去1分間の放射線量の推移を表すもので、1本の棒は約3秒ごとに現れる。(どうも棒は22本あるようだが、、、)
棒の色は数値が上がるにつれ青→黄→赤と変わる。3秒ごとの数値自体も表示されるといいのだが・・・
要するに、あまりにもデカい値でなければ、瞬間的な変化に一喜一憂するなということか、、、
自分が、空間線量を測ることに抵抗を感じるのは、ガイガーカウンターの数値が、なんとなくもやぁーっとした「雰囲気」(環境、かな?)を示していると思えるからだ。いや、そーいう機械なんだろうけど、、、
いわば、当たれば死ぬ確率100%の、落ちてくる人工衛星に対して、全人類の中の誰かに当たる確率は1/2000ですよ、みたいな(^^;
だとすれば(?)、ジップロックに一時的に付着した物質の放射線量はいったいいかほどのものなのか、ましてやその物質はこの測定器を一瞬かすめただけで値を跳ね上げたとするなら、その真の破壊力はどれほどのものなのか、、、
所詮瞬間的なものなので大して影響はないのか? 体内に入ると事情が変わるのか? etc.、、、
悲しいことだが、よく理解もせずにみんながこんなものを持ち歩く世の中になってしまった以上、もっと様々な情報を分かりやすく周知しなければならない。
影響の大小に関わらず、この機械のアラームが与える精神的ダメージはデカい、、、
とりあえず、どんなバグがあるか正確に理解できるまで、この機械の示す値は概ね信じるつもりだ。
でなければ、人命を奪った機械の安全装置が、実は解除されていたというのと同じになってしまうからだ・・・
そして最近思うのは、「できれば本当のことを知らずにいたい人間」が意外に多いということ、、、
その点で、ガイガーカウンターについて語るのは、現状ではかなり気を遣うし、難しい・・・
マスコミの報道の質の低下を、マスコミのせいにばかりはしていられないと考え直すようになってきた。