映画 2012 |
とあるブログで、これからの大変な時代を乗り切るためのヒントが、この映画(と実写版ヤマト(^^;)に隠されているとのことで、それまで観る気はなかったが、TSUTAYAも100円だし借りてきた。
(マヤ暦に、遅まきながら興味がないわけではない・・・→『マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!』))
早い話、テーマは『崖の上のポニョ』と同じ?
目の前に次々と不思議なとんでもないことが起き、それがなぜか分からなくても、落ち着き、大切なものを守れると信じて「選択」を続けていくこと。
その結果のドタバタ、てんやわんやぶりは、『宇宙戦争』のトム・クルーズに限りなく近いが、クルマや飛行機を使ったあり得ないほどのノーテンキ・マンガアクションは、まるで『うる星やつら』のように笑わしてくれる。
しかし、そんな中にどうしたら「君は、生き延びることができるか?」的なヒントがてんこ盛りなのだ・・・
『崖の上のポニョ』はかなりモザイク的にメッセージを閉じ込めている(と勝手に解釈する)が、こちらは「マヤ」も出てくるしタイトルからしてもストレートだ。
ただ、映画としてのデキは・・・
ラストで、何らかのアクシデントが発生し何とかしなくてはいけない、とか、どうしても必要?
他にも、映画というと最後の対決は1対1で肉弾戦で、とか、無惨な殺し合い、とか、、、
たとえば、共に大好きな映画だが、ダイ・ハードのラストの対決とか、アバターの戦争とか、、、
奇しくも、劇中のように地殻活動は活発化し、巨大な地割れや予想できない地面の陥没が世界各地で起きている。
だからといって、劇中のような1000m超の津波が起きるわけではないが、大気は明らかにその湿度をコントロールできなくなっているようで、世界では干ばつと大雨・洪水を繰り返している。
日本というのは、いつも「対岸の火事」のようにそれらの事象を眺めていて、ほとんど報道もせずにきた。
しかし今年、NZ地震で多くの日本人が犠牲になったあの日から、風向きが変わった気がする。
本当の意味で「世界に目を向ける」べき時が、すでに開始されているようだ・・・ もっとも、いまだ国内ですら目を向けないのだから、この先の展開はまさに読めない状況だが、、、
劇中では、方舟は中国が造り、東京は名前が一瞬出ただけで海底に沈んでいたが、大丈夫だろうか、首都・東京・・・
微妙に趣旨は違うが、日本の底力を見て爽快になりたければ、『トップをねらえ!』を観るべきかもしれない(^^;