今年(2010)の夏、風、強くない? また調べてみた。 |
2007年に、「同様のこと」を思って調べたデータでは、ここ最近特に7月が暑かったのは2004年だ。
この表の内容に合わせて、2004年と2010年の7月の「東京」の数値を表すと、
平均30度超え日数 ・・・ 2004年7月:7日/2010年7月:6日
猛暑日日数 ・・・ 2004年7月:4日/2010年7月:4日
平均気温 ・・・ 2004年7月:28.5℃/2010年7月:28.0℃
最高気温 ・・・ 2004年7月:39.5℃/2010年7月:36.3℃
最低気温 ・・・ 2004年7月:19.1℃/2010年7月:19.9℃
平均湿度 ・・・ 2004年7月:62%/2010年7月:70% であった。
変わっている部分があるとすれば、縮毛に大敵の「湿度」だ。
数値の差以上に、熱中症の患者の数の差、体感温度の違いがあるとするならば、その原因は「湿度」なのか、それとも「熱圏」が破壊されたことなどによる「太陽の影響の差」なのか、、、
はたまた、涼しげな百葉箱では測り得ない、「都市部の抱える問題」なのか、、、
さて、前置きはこれくらいにして、自分が「異常では?」と思っているのは「風の強さ」だ。
と言いつつ、春先なども毎年恒例行事のようにそう思うものの、調べると例年通り、ということが多いのだが、今回はなかなか興味深い数値が出てきた・・・
自分の住んでいる地域が臨海部なので、普段から風自体強いのだが、例によって気象庁のHPの「気象統計情報 > 過去の気象データ検索」で調べてみた。
地点は、住んでいるところの条件に最も近そうな「江戸川臨海」とし、7月に限定した。
記すのは・・・
①平均風速5m/s以上の日数 ②平均風速10m/s以上の日数 ③平均風速 ④平均気温
(③と④は7月(31日間)の平均値)
2010年7月 ・・・ ①16日 ②2日 ③5.9m/s ④26.6℃
2009年7月 ・・・ ①15日 ②0日 ③5.4m/s ④---
2008年7月 ・・・ ①4日 ②0日 ③4.1m/s ④25.7℃
2007年7月 ・・・ ①3日 ②0日 ③3.8m/s ④23.6℃
2006年7月 ・・・ ①2日 ②0日 ③3.3m/s ④24.3℃
2005年7月 ・・・ ①2日 ②0日 ③3.8m/s ④24.5℃
2004年7月 ・・・ ①11日 ②0日 ③4.7m/s ④27.0℃
2003年7月 ・・・ ①4日 ②0日 ③4.0m/s ④22.0℃
2002年7月 ・・・ ①12日 ②0日 ③4.8m/s ④26.4℃
2001年7月 ・・・ ①12日 ②0日 ③4.8m/s ④26.8℃
気温が高い7月は風も強いということは分かるが、明らかに昨年と今年が突出している。
これは、7月の「日ごとの値」の表を見れば一目瞭然だ。今年と昨年の表は、風速の欄がそれ以前のものとはハッキリ違っているのが分かる。
まぁ、そんなこと言ったってこれも自分の身に関係する狭い範囲の現象なので、日本全国や世界レベルでどうなのかは知らないが・・・
ちなみに、今年は2日もあったその日の「平均風速」が10m/s以上になる日、江戸川臨海7月限定で10年遡ってもお目にかかれなかったのでさらにたどってみると、30年たどってようやく1981年7月に1日発見した(^^;
1981年7月 ・・・ ①7日 ②1日 ③4.6m/s ④25.0℃
しかも、遡れば遡るほど風は穏やかになっている(穏やかであった)ような気がする・・・
風のおかげで暑さに耐えられているというのもあるが、丸一日の平均風速が10m/sを超えている、というのはやはりかなりのことなのではないだろうか、、、