ヘタウマ・へろへろイラスト講座(#02) |
プロにあるまじき失態。保存しないで閉じてしまいました(;´_`;)
まぁ、せいぜい3~40分の作業とはいえ、「こまめに保存」の習慣だけは決して忘れてはいけない、と久々に実感。
失敗は、忘れた頃に繰り返す、、、
直線部も、いい感じにひけない場合、ペンツールなどで直線をひいてしまい、「フィルタ > パスの変形 > ラフ」を使ってへろへろにします。
細かい形や、ちょっとクセのある形こそこの方法を使います。
ペンツールでかなり適当になぞって・・・
「ラフ」適用。
細かい形状の場合、適用ポイントを増やさないと形状自体が変わってしまうので、この場合「詳細」を「20/インチ」まで増やしています。
形状を3つ選んで一度に適用できます。
スポークはめんどくさいので、ペンツールで直線をひいてよしとするか・・・
でも、後でやっぱり・・・ ということも想定し、そのときにスポークだけ選択できるように線幅を1.2ptに変更しておきます。(※1)
(※1):「選択 > 共通 > 線幅」を使えば、同じ線幅のパス(ひいた線)を選択できます。
ただし、せっかく線幅を変えても、その後他の部分もその線幅でひき続けてしまったりすると元も子もないので、できれば色も変えておきましょう。「選択メニュー」には「選択 > 共通 > 塗りと線」や「選択 > 共通 > カラー(線)」などもあるので、後でこれらを使うことを想定して、太さや色を分けておきます。
また、色を変えればブロックごとのイメージもつかみやすくなります。
だいたいひき終わりました。
次にディスクローターの小さい穴を描くために、楕円を用意します。
あらかたタイヤの楕円の相似形のはず、ということで適当に描いた楕円を「自由変形ツール」などで輪郭に合わせます。
この楕円を縮小コピーすると、前輪を構成する楕円がほぼこの形で作れることが分かります。
「拡大・縮小ツール」で「Shift」を押しながら拡大・縮小して相似形を作ります。
このとき、「Shift」だけでなく「Alt」も押しながら拡大・縮小すれば元の図形を残したまま、楕円を増やしていくことができます。
実はこの楕円でタイヤを構成していき、「ラフ」をかけてもいいわけですし、このキレイな線のまま塗りだけへろへろにする、などの方法でも構わないわけですが、ある程度「キッチリした部分」が多いほど、結果として「至らない部分」が目立ってしまう気がします・・・
この楕円は、今回はディスクローターのたくさんある小さな穴のためだけに描いたものです。
ディスクローターについては次回へ。
(#02まとめ):簡単に見えるイラストでも、線(パス)の数はけっこう多く、複雑です。
パソコンで描く最大の利点のひとつは、後からの部分修正が柔軟にできること。
そのために、後から一度につかめたらいいな、と思うグループは、線幅やカラーを分けて、なおかつきちんと統一しておきましょう。
レイヤーを分けておくのももちろん有効ですが、レイヤーが増えすぎるとかえって面倒です。
また、もうひとつの利点は、形状(やはりパス(^^;)をコピーして流用できること。
「Shift」キー、「Alt」キーを押しながらのパスの移動(ドラッグ)と拡大・縮小(「拡大・縮小ツール」)を使えば、線をひく作業の効率は格段に上がります。
「Shift」キーは移動ならその動きを平行、垂直、45度などに限定できます。拡大・縮小においてはその形を維持します。
「Alt」キーは複製(コピー)を作ります。
これら2つのキーを押しながら移動やコピーを実践すると、さまざまな恩恵を想像できると思います。
その辺りも含みつつ、つづく、、、